昼サッカーをこよなく愛する皆さんへ

研究活動をする上で重要なことは専門知識、専門技術の習得等、挙げられると思いますが、一番大切なのは好奇心のように思います。そして、我々の研究分野のように集団で実施する場合、多かれ少なかれ協調性社会性が求められます。昔は、特に研究者は、個人主義が重んじられ、個人を優先させてきましたが(良いも悪いも自由な人が多かったですが….)、もはや前時代的な発想になりました。2000年初頭までそのような傾向がありましたが個人を優先させ過ぎ、研究室機能不全に陥ってしまうラボもその頃、耳にしました。人が複数集まれば我々の研究分野である多粒子系と同じです。電子でさえ一つの時の個性を抑えて集団で行動できているのに、人間も出来ないことはないでしょう…..。(これも前時代的発想か?!)そんな細かい話はさておき、著者は学生時代から研究のみならず、努めてスポーツ(運動)の重要性を意識し、集団でのスポーツ活動を研究活動に帰還(Feedback)させる教育研究活動システムの構築を思い描いていました。幸い、赴任先の岩手大学でも昼サッカー活動が行われており、この活動を日本物理学会を介して全国に展開できればという構想(妄想)のもと、大学の先輩とFCC 60(非公認日本物理学会サッカー部)を旗揚げしました。その活動はもう直ぐ20年という節目を迎え、国内のみならず海外でも国際会議の期間中、実施しております。非常に上手く好循環構造に入って機能していると思います。この活動を通じて、大自然の中で好奇心を刺激し、協調性、調和性、そしていくらかの闘争心を保ち続け、研究活動(大学生活)に活かしてもらいたいと切に願っています。

昼間、サッカーで太陽をたっぷり浴びる → よく汗を掻く 体重を気にせず美味しくご飯を食べられる(岩手の美味しいお酒も呑める)身体が鍛えられる 夜よく眠れる → 朝早く起きられる → 研究活動を頑張れる → 国内外に足を運べる → 全国(海外)に知人ができる → 学会で活躍できる → また盛岡に戻って研究活動頑張ろうと思う → 学生生活が充実する

学生生活(個人)の好循環の実現に向けて本研究室をフル活用して欲しいと思います。

(名付けて「N西メソッド」)

 

岩手大学での昼サッカー活動は以下になります。理工学部教職員の同好会として認可されており、著者が代表を務めています。岩手大学昼サッカーの魅力はズバリ、綺麗な空気と大自然の中で、太陽の日差しを全身に受けて汗を流せる環境です。しかも冬季は北の大地ならではの雪上サッカーを実施しています。大自然の素晴らしい恵みを存分に堪能できます。勿論、都市と違って場所(グラウンド)代は無料です。予約も要りません!著者が都内で学生生活をしていた際、一番苦痛だったのが、この運動のやり辛い環境でした。「なんで汗かくのにお金が必要なんだ?!」と大自然の中で育った自分が都内で感じた極めて不可解な事案でした。(まあ、人が一杯いる多粒子系ですので、当然といえば当然なのですが….)人の少ない魅力的な地方にいるのだから、その地方の良さを存分に味わわないとね….。(誤解のないように…..都会にも良いところ、勿論沢山あります!)

皆さんの参加をお待ちしています!

 

 

 


昼サッカー同好会活動報告書 2019年(平成31年)

昼サッカー同好会活動報告書 2018年(平成30年)

昼サッカー同好会活動報告書 2017年(平成29年)

昼サッカーleaflet 2017_Teil1

昼サッカーleaflet 2017_Teil2

昼サッカーleaflet 2017_Teil3