5月30日,31日  一祐会奥州支部講演会 参加報告

ホームページをご覧の皆さま、こんにちは!

中西・脇舎研究室、修士2年の小野裕代です。

ホームページの更新が遅くなって申し訳ありません!

 

先日5月30日(金)31日(土)に、岩手大学理工学部の同窓会『一祐会』の奥州支部の特別講演会が奥州市水沢で開催されました。

当日は、一祐会で現在もご活躍されている様々な分野の先輩や、岩手大の先生・学生、そして地域や企業からいらした一般の方々が集まり、講演や地域研修を通じて交流を行いました。

 

岩手大の学生は、電気電子・情報通信コースや材料科学コース、数理物理コースなど幅広い分野から集まり、私たちの研究室からは数理物理コース代表として、M2の松尾君と私小野が参加いたしました。

 

1日目の会場はおしゃれな雰囲気のRuida様で講演が行われました。

電気電子情報通信コースの阿部先生の酸化亜鉛に関する講演から始まり、水沢が歩んだ宇宙分野の歴史や、水沢に位置する陸中一宮 駒形神社の歴史など様々な講演を聴いて非常に勉強になる時間を過ごせました。

ここで余談ですが、以前中西・脇舎研HPに『なかにし新喜劇www』のタイトル記事で、理工学部3号館前に咲いていた綺麗なお花の写真をあげたのですが、実はそのお花は阿部先生が植えてくださった芝桜というお花らしいです!

阿部先生からそのことをお聞きした時、不思議な縁もあるものだなと感心しました。

 

その後、駒形神社まで実際に歩いて参拝しリフレッシュしたのち、私たち学生の発表の番になりました。普段、他のコースの研究分野について聞く機会がないため、ここでも興味深い多様な分野の発表を聞くことができました。

中でも印象に残ったのが、リンゴの糖度と誘電率の研究に関する発表で、リンゴの甘さの判断を熟練の農家さんの見た目による勘だけでなく、非破壊で定量的な数値をもとにできるかもしれないという実に面白そうな発表でした。

私と松尾君の発表の番では、二人とも、伝えたいことが多すぎて若干時間オーバーしてしまいましたが、丁寧な発表ができたと思います。

 

 

 

写真左 駒形神社参拝 二刀流お守りもいただきました!

写真中 松尾君の発表風景(松尾ファンの皆さま、写真ブレブレですみません🙇‍♂️)

写真右 Ruida様でいただいたとても豪華なフルーツ盛り合わせ

 

二日目は地域研修ということで水沢、平泉、一関観光をしました。

 

午前中は水沢の国立天文台に伺いました。水沢の国立天文台は現存する最も古い観測所のうちの一つで10mと20mの電波望遠鏡があります。実物はまさに大迫力でした。

お昼は水沢観光物産センター施設内のお食事処でお蕎麦を頂きました。美味しすぎて学生は皆おかわりを頼んでいました。若いですね😦

午後は平泉中尊寺に観光に行きました。金色堂は保存のため室内に囲われていましたが、雨天と相まって厳かな雰囲気を醸し出していました。売店にて松尾君おすすめの、中尊寺限定「奥の平泉 かわらけかりんとう」を購入しました。甘さとしょっぱさが良い塩梅でマッチしていてとても美味しかったです。

最後に一関厳美渓を雨天だったのでバスの車窓から眺めました。私は初めて訪れたので、厳美渓の自然が切り出した風景に感嘆しました。もし次に機会があれば晴れた日にサイクリングで行ってみたいと思いました。

 

写真左 国立天文台水沢 電波望遠鏡 with松尾君 (松尾ファンの皆さま、おまたせしました😃)

写真中 昼食 お蕎麦😋

写真右 中尊寺金色堂外観 with松尾君

 

一日目も二日目も発見が多く、濃密で素敵な時間を過ごすことができました。

今回このような貴重な機会をいただきまして、主催してくださった一祐会の皆さま、引率してくださった岩手大学の先生方、参加された一般の皆さまに深く感謝申し上げます。

ありがとうございました!

 

〜講演会発表を振り返って〜

今回私の講演の出番では希土類自由度が関与する新奇超伝導について発表しましたが、一般の方に向けて発表する場合は学会と違い、誰にでも分かりやすく理解できるような発表にしなくてはなりません。

(なぜ希土類なのか?超伝導とは何か?どんなメカニズムなのか?それの何が面白いのか?実社会でどう応用できそうか?などなど)

ですので、用語ひとつ、現象ひとつ取っても自分が究極的に理解していないと伝えることができないため、今回の発表は自身の研究を根本から見直す良いきっかけとなりました。

また他の方の講演発表を聞くと、なんとなく、ここは自身の研究に似ているなあとかこんな現象もあるのかと意外な発見や驚きが多くあります。こういった一見関係のなさそうなことに自分の研究分野を深めるヒントが転がっているのだと思います。

分野の垣根を超えた交流というのはそういった意味でも非常に刺激的です。またこのような機会がもしあればぜひ後輩たちにも参加してみてほしいと感じました。

最後に、今回の講演会にお声がけくださり、また私たち学生を最初から最後まで引率してくださいました阿部先生とのスリーショットを載せて締めたいと思います。

左から、松尾君、小野、阿部先生

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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